北海道増毛町でなぜアマエビが獲れるの?

特種相対品課石川社員のセリ場には、いつも絶やすことなくホッコクアカエビが並び売られています。

皆様にはホッコクアカエビと言うよりも、アマエビと呼んだ方がお馴染みですね。

北海道増毛町の㈱遠藤水産より、今日も出荷して頂いております。

いつも見ていて疑問に思っていたことが1つあるんです、なぜ増毛町なのか?

少しネットで調べてみました。

北海道産アマエビは全国アマエビ水揚げ量の7割程度を占め、日本一のアマエビ王国です。

アマエビが多く漁獲されるのは、道内アカエビ漁獲量の9割を占める日本海側です。

特に、留萌管内羽幌町と増毛町はアマエビ漁獲量は道内トップだそうです。因みに留萌地域以外では、色丹地方の後志管内余市町、古平町、積丹町が有名な産地です。

ではなぜ留萌地域がアマエビの産地なのか?

羽幌町、増毛町、苫前町といったアマエビ漁獲量の多い町が留萌管内に多いのには、ちゃんと理由があるんです。

「武蔵堆」という道内有数の漁場が羽幌沖の日本海、天売島近くにあり、日本海北部最大で最高の好漁場です。

武蔵堆は、南は苫前町沖、北は利尻島沖まで、高さは山頂付近が水深8㍍、山麓は数百㍍で形成されています。

この海域では、荒波の中で豊富なエサを食べているので、プリプリで美味しいアマエビが育ちます。

これが日本一のアマエビ王国北海道を支える留萌地域増毛町の秘密です。