今日は、セリ場で厚岸の牡蠣が入荷しています。
仲卸は大丈夫?と怪訝な様子。牡蠣の旬は12~4月、英語で「R」がつかない月(5~8月)には食べるなと言われている。
夏場は菌の繁殖が活発となり食中毒のおそれがある上、産卵期で身が痩せておいしくないためです。
しかし、厚岸の牡蠣は、国内で唯一年中出荷できるんです。厚岸の恵まれた自然環境が牡蠣を美味しく育てる秘密としてあります。
1.水温が低く、通年温度変化が少ないこと。
2.海水と淡水が混じり合い、餌となる植物性プランクトンが豊富にあること。
水温が低いと牡蠣の成長が遅くなり、ゆっくりじっくり育ちます。長い時間、栄養を取り続けることで大きく成長します。
そして、良い餌を食べた牡蠣は、コクがあって旨味が凝縮したものになります。
海のミルクともいわれる牡蠣、良質なたんぱく質、グリコーゲン、ビタミン類、鉄分など人間の体に必要なミネラルを多く含むアルカリ性食品、どうぞ召し上がれ。