今日、沖縄県奄美地方が梅雨入りしました。
そして、西は伊勢志摩田曽、静岡、東は東京八丈島、鎌倉よりトビウオが入荷してます。
トビウオと言えば「フジヤマのトビウオ、古橋廣之進」を思い出しますが、かなり古い、筆者の年齢がばれますね(笑)。
俳句の世界でトビウオは、夏の季語。本格的な夏の到来を感じさせるサカナです。
日本近海には、ダツ目トビウオ科のサカナが30種ほどがいると確認されています。
これらのトビウオの種類は、市場によって様々な通称で呼ばれています。
関東(八丈島)では、春に出回るハマトビウオなどを春トビ、その後の夏に出回る本トビウオを夏トビと呼ぶそうです。
また、ホソトビウオは頭部、体つきが丸いことから丸トビと呼ばれ、それに対して頭部が角張っている種類を角トビと呼んでいます。
画像に残しましたが、サカナらしからぬ外見「三角柱」の体型。
マグロやシーラなどから脱げる手段として、透明で大きな胸ビレを開いてグライダーの様に大海原を飛んで逃げるんです。
そして、もう一つ特徴的な外見は尾ビレ。上端と下端がV字状に長く伸び、特に下端が長く、水面滑走時に水中へ推進力を効率的に伝えられるようになっています。
トビウオの飛行能力ですが、風上に向けて、海面の上2㍍を100~300㍍は軽く飛ぶことができます。
その滑走時の速度は、水面滑走時35㎞/h、空中滑走時50~70㎞/hと言われており、ママチャリ(15~19㎞/h)やロードバイク(20~25㎞/h)よりも早いことになります。
只今、夏トビは飛行中です。