気づけば、連日入荷があります。
やはり2019年7月1日より日本が商業捕鯨を再開したためでしょうか?
舌、
赤身、
特赤、
うね・畝須、
鹿の子。
様々な部位が入荷してきています。
今日のクジラはミンク鯨、北海道は釧路沖で捕獲されたものです。
商業捕鯨が再開されて、どんどんクジラを獲れるものだと思っていませんか?
実は私自身もそう思っていました。
しかし、実際は科学的算出方法によって得られた捕獲可能量から、本年実施された調査捕獲数、定置網による混獲数、国による留保を控除して、今年7月1日から12月31日までの捕獲枠を決めているそうです。
ちなみにミンク鯨52頭、ニタリ鯨150頭、イワシ鯨25頭となっています。
と言うことは・・・・・。
今セリ場に並んでいるミンク鯨は、貴重な1/25だと言うことです。
私個人としては、市場で働くようになって鯨を口にする機会が確実に増え、今までの認識は180度変わりました。
昔々給食で食べた鯨の竜田揚げは、カチカチで噛みきれなかった(涙)。
でも特種相対品課北村社員が扱うクジラは、赤身なら牛フィレ。
鹿の子は、赤身と脂肪分のバランスが良く霜降りっぽいともばらのようです。
もっと出荷量が増えれば価格も安定すると思いますが、アジを1尾買うのとは訳が違います。
財布と相談しないと、衝動買いはとてもデンジャラス。
でも美味しいモノを食べたいのなら絶対に買いです。