夜光貝に続き、とても大きくキレイな貝を見つけました。ほら貝です。
産地を特種相対品課、石川社員に聞いたら、城ケ島産とのこと。地元神奈川で獲れるんですね。ビックリポンです。
「ほら」とは、中身がなく虚ろであるさまを表しているが、貝の身を掻き出せば殻の中が空っぽになるのは当然ですよね。
近年、珊瑚を食い荒らす鬼海星(オニヒトデ)を食らう存在として注目を集めているそうです。
旬は、春から夏でこれからが美味しい時期です。
このほら貝は、内臓にテトロドトキシンという毒素、フグが持つ猛毒を含んでいることがあります。
また、ツブ貝と同じように唾液腺にもテトラミンという中毒を起こす成分があるため、取扱い注意です。(先日福島県いわき市で中毒事故がありました。)内臓を食べるのは絶対に避けて下さい。
インターネットにも捌き方で取扱い注意事項を丁寧に説明しているので、一度確認するのが良いと思います。
ほら貝は、食べる他貝殻は皆さんご存知の通り、楽器や工芸品として利用されます。
ほら貝は見かけとは裏腹にとてつもなく大きな音が出るため、その音色は獅子の吼える声にたとえられ、禍々しい災厄を遠ざけおぞましい邪気を祓うことが出来るため、山伏や侍によって盛んに用いられていました。
ほら貝(楽器)の値段を調べたら、云万円もしました。