おっおっ、地元神奈川のブランド魚「松輪サバ」が入荷しています。
それもマサバとゴマサバの2種の同時入荷と、とても珍しいことです。
元々、「松輪サバ」とは東京湾を回遊して、三浦半島南部の松輪瀬で獲られるマサバのことを言います。
しかし、マサバは秋サバ・寒サバが美味いと言われるのに対して、ゴマサバと言えば夏に美味しいサカナです。
同じ松輪漁協から出荷されているサバですが、サイズの大小はあるものの、魚の体格の違いが全然違います。
ゴマサバは、コロコロと言う形容詞がピッタリ。丸太ん棒みたいに太っています。
尾っぽを触るだけで、カラダ全体に滑りのようなものを感じます。おそらく脂ののりです。
館山丸魚の秋山社員曰く、「松輪のゴマサバは現段階でも身質もよくGoodだけど、7月になったらBetter、Bestになっているよ。」と話された。
いまの時期だけは、ゴマサバとマサバの立場は大逆転です。
セリ場に松輪サバが並んでいると、買受人たちは一度見過ごし通り過ぎます。
そして皆一度振り返って、徐に魚をチェックしゴマサバの値段を鮮魚課小島社員に確認していきます。
良いサカナは非常に気になるのですが、商売なので販売の当てがないと仕入れて行かないのが現実です。
営業の現場は、非常に厳しいです(苦笑)。