大型のトコブシは捨てたもんじゃない。

昨日横浜丸魚グループ会社館山丸魚㈱から、珍しいモノが出荷されてきました。

じゃじゃじゃじゃーん鮑(アワビ)?

余りに大きな個体なので私もそう思っていましたが、床伏(トコブシ)でした。

活けの状態で出荷されて来ましたが、本当に残念ですが皆瀕死の状態でした。

貝類は温度変化に弱いのですが、トコブシは特にその傾向が強いようです。

でもこの大きさは感動もの。

2年位前に大型のトコブシを紹介しましたが、食べることが出来ませんでした。

今回は、場内仲卸㈱北丑商店・福島社長から家族人数分購入ました。

福島社長からは、生(刺身)はどうかな?出来れば煮込むか焼いた方が良いとアドバイスを頂きました。

作ったのはバターソテー。

果たして我が家の娘たちはアワビとトコブシの違いが分かるのか?

料理の下拵えをしていて私は驚かされました、アワビよりトコブシの方が殻を外しやすく、想像以上に太い貝柱だったことです。

私のトコブシのイメージは柔らかく、緩い感じだったのですが、今回は全然違いました。

そして実際に食べる際も、肉厚でしっかりした触感に驚かされました。

勿論私から答えを言われなければ、トコブシだと分からなかったはずです。

天然のトコブシだから、身がしっかりしていた可能性は大です。

天然アワビ>養殖アワビ>トコブシの順に、市場での取引価値には格差があります。

しかし今回の大型トコブシは、価格以上の満足感がありました。

やっぱり安くて良いモノであれば言うことなし。