昨日突然鮮魚課の佐藤社員から、このサカナの印象聞かせてと託されたモノがいます、カスザメです。
直近2ヶ月で2度も平塚市漁協の追っ駆けや、先々月筆者も平塚の現場でもご対面しています。
外見で判断してはいけないのですが、正直グロいのです。しかし、サメの中で一番美味しいと言われています。
そして英名が、「Angelfish」「Japanese angelshark」で天使のサメと呼ばれています。
名は体を表すと言いますが、ム・ム・ム・・・・・。かなり無理があるかな?しかし、エイヒレみたいな胸ビレが天使の羽根かな(笑)?
家に帰っていざ料理!時間がないので当日は、1品だけのチャレンジです。
切り身になっていると思い袋を開けたら、因幡の白兎状態。頭が取り除かれ、キレイに皮を剥がれたカスザメがいました。
生のままで全く臭みがなく、骨はシッカリしているのですが軟骨なのでスパスパ切れます。
目指す料理は、なんちゃってカスべのムニエル、トマトソース添え見たいなものに挑戦です。
カスザメは、火が通りやすいように適当に切れ目を入れて、下味塩コショウ。オリーブオイルに少々のニンニクを入れて香りつけ。
バターを投入後に、サカナに油脂をかけながら焼いて行き、火加減に注意しながら蒸し焼きです。
ソースは、焼き終えた油に玉ねぎ、白ワイン、バターの追加、ミニトマト(半生)、塩コショウ、パセリを入れて乳化を待って出来上がりです。
食べた感想は、癖のない白身肉、ネットで鶏肉と形容されているものもありますが、パサパサ感がなく、タラの身のような骨からの身離れ感です。
以前食べたムキサメ(アブラツノザメ)より遥かに美味しいです。
どちらかと言うとサメと言うよりエイみたいですが、意外という言葉が合ってしまいますが美味しいです。(部位によるかな?)
白身の淡泊な味わいは、バターなどの油脂を加えることで旨味・風味が加わり、カスザメは美味しく仕上がったのかもしれません。
サメは状態が悪いとアンモニア臭が厳しく食べられないそうです。今日は唐揚げとヒレ部分を使ってスープでも作ってみます。
カスザメ、美味しいので捨てないでくださいね。
追伸
先日のアオダイのアラで、アラ汁を妻が作って食べましたが、良い出汁出てました。
少し骨に身が付き過ぎたかな、反省。