天然ホンマも師走に走る。

つい最近あるメガ銀行で、世間を驚かす不祥事が発生しました。

銀行の貸金庫から窃盗、その被害額数十億円。

何時か犯罪がばれることを承知の上での犯行、数十億円も使い込みすれば、後の人生は壁の中でも良いのかな。

でも笑うのはその犯人が、盗んだ金銭の額を几帳面にメモしていたようです。

約60名の被害者いるようですが、被害金額の確認はどうやって行うのでしょうか?

今回被害者が申告した金額で、銀行は保証するのでしょうか。

そもそも貸金庫には、危険物、発火物、ナマモノ等を格納しないよう注意喚起し、現金も同様の扱いだったと記憶するけど・・・・・。

その後の結末は報道されないけど、2024年の全国メインバンク社数トップの金融機関が情けない不祥事です。

今日は仙台は塩釜港より178.1kgのクロマグロが入荷したので、マグロの話をしたいと思います。

敢えて始めはクロマグロと標準和名を記しましたが、一般的には本マグロ(ホンマグロ・ホンマ)と呼んでいます。

本マグロで有名なのが「大間まぐろ」ですが、実は今の時期の津軽海峡は時化の日が多く海は危険です。

そのため「大間まぐろ」を名乗る生の正規品は、出荷数漁が少ない貴重なモノ=高価になります。

現在津軽海峡で転覆事故が発生して乗組員は捜索中ですが、尊い命を失われた方のご冥福をお祈りいたします。

仲卸業者・(株)井桁に寄ったら、今日セリ落とした本マグロが1丁と頭を発見。

偶然なんですが、皆さん笑わないで下さいよ。

今日のホンマの目方が178kgで、捌いているのが稲葉(い・な・ば)さん、語呂合わせ100点満点です。

稲葉さんに最近のマグロの傾向をお聞きしました。

すると私が昨日ブログで紹介したスルメイカの情報に、間違いがあったかもしれない事実が・・・・・。

北で獲れるホンマが食べる餌が変わって、身質が変化したそうです。

端的に言うと、マグロは今まで主にイカを食べていたのに、イカがいない・少ない。

その代わりにマイワシが大量にいるため、ホンマはマイワシを大量摂取して育つため、身質や香りに変化が生じているようです。

どちらが良いのか断定的なことは言えませんが、マイワシの脂がホンマの評価を左右しているそうです。

生き物は人間も同じですが、食べるもので身質・脂質も変化するんですね。