梅雨が明けるまであんなに暑かったのに・・・・、今年は完全に冷夏です。
何か一気に秋がやって来たようです。
昨日から市場もお盆休みを終えて再開されましたが、まだまだ魚は十分に集荷されていない状況です。
と言うのも、お盆休みの間は漁もお休み=出漁していないんです。
今日セリ場に並んでいる魚は、早くても昨日か一昨日に水揚げされたものだと思います。
まだ、本格的に漁も行われていないため、十分な水揚げがなく市場のセリ場も空かすかな状態なんです。
天然鮮魚の出荷が少ない中で、安定的に供給されて来るのが養殖魚。
今回のお盆休みや年末年始など漁師が操業しない=水揚げがない時は、天然鮮魚を補完する重要な役割を果すんです。
ブリ、鯛、カンパチを中心に活魚、活け締め、フィーレと様々な形態で入荷されてきます。
市場だからと言って、勝手に魚が送られてくる=出荷されてくる訳ではないんです。
養殖担当の社員は、顧客のニーズを把握しつつ先を読んで出荷注文を行っています。
1年中、回転寿司や居酒屋など飲食店で鮮度の良い鮮魚が食べれるのは、養殖魚のおかげです。
よく天然と養殖の優劣を比較されますが、単純に天然が良くて、養殖が悪い訳じゃありません。
養殖魚は人工的に作られた魚ですが、より天然に近づけるために飼育方法・エサなどを改良し、天然に足りないものを補っています。
是非、機会があったら天然魚と養殖魚の食べ比べして欲しいですね。
きっと、養殖魚のイメージが変わると思います。