横須賀の長井水産㈱から、キンメダイ(金目鯛)が纏まって入荷してきました。
キンメダイと言うと、東京都小笠原や静岡県伊豆地方、千葉県は内房・外房等が産地として有名です。
そして同じキンメダイなんですが、地キンメ、島キンメ、そして沖キンメと獲れる海によって呼び名や値段も違うのです。
鮮魚課近海チームの佐藤社員に、地キンメと沖キンメのレクチャーを受けましたが・・・・・。
市場だから比較対象の実物を目の間にして「あ~だこ~だ」と言えるけど、鮮魚店に普通に並んでいたら区別できないでしょうね。
そして私から佐藤社員に対して、沖キンメって何処で獲れた魚なのか質問してみました。
すると「天皇海山」海域と聞き慣れない名称が・・・・・。
天皇海山海域とは、北西太平洋、ハワイ列島の北西からカムチャッカ半島に向かって続く海山群(海底山脈)のことだそうです。
そこで日本漁船は、遠洋底引き網漁や刺し網漁でキンメダイを獲っているそうです。
しかし今日のキンメダイ、魚体に擦れや傷がないので釣りモノです。
そこで地キンメと沖キンメの相違点に触れると、獲れてからの経過する時間が全然違う点です。
獲れたて追っ駈けの魚と宵越しの魚との差みたいなモノです。
ポイント①:魚体の輝き。
ポイント②:魚眼の濁り具合。
ポイント③:タグのあるなし。タグが嘘だったら産地偽装だもんね。
秋から冬にかけて脂がのり、定番の煮付けやキンメのしゃぶしゃぶにすると舌が喜ぶこと間違いなし。
やっぱり良いエサをたくさん食べて、あまり急な海流じゃない場所に生息するキンメが美味しいのかな?