太刀魚だけが切れません。

去年の鮮魚水揚げ、正確な数字は掴めていないけど、イメージ・感覚的に激減している。

この状況は神奈川県に限ったことではなく、全国的な現象です。

しかしある魚だけは、1年を通して安定的に入荷がありました。

昨年12月26日の風景。

そして年明け1月10日も同じ風景。

これ横浜は小柴、本牧から出荷されてきた「太刀魚」です。

不思議な位1年間切れずに入荷があった太刀魚、海水温が上昇しているため生息域が広まっています。

こんなに獲れ過ぎると、取引値が下がること、資源の枯渇が懸念されます。

しかし太刀魚の産卵期は4~11月と長く、1度に4万個も抱卵するためなのか、今も大量に獲れています。

横浜市場では国内産1尾1.5㎏以上の太刀魚はセリの対象ですが、超大型サイズは入荷が限定的です。

入荷の主流サイズは魚体1㎏未満で、発泡ケースに5~6尾が収められています。

昨日は仲卸の元初商店で1尾900gサイズの太刀魚を購入し、その場で捌いて自宅に持ち帰り。

太刀魚の食べ方?シンプル簡単で美味しい、塩焼きで頂きました。

1切れ200g、消費税込みで約400円、高いですかねぇ?

特別に「よいしょ」していませんが、自信を持って美味しいと言える魚です。

もしかしたら温暖化がもたらした数少ない恩恵、美味しく食べてあげましょう。