むきさめ、前回10/26日に掲載しましたが、今回2度目の登場です。
何かとても特別なもののように思っていましたが、意外とメジャーな食材だったので、改めてご紹介します。
青森で普通「サメ」と言うとこのアブラツノザメのことを言い、東北では一般にお祝い事や正月小正月に必ず出てくる魚です。
アブラツノザメそのものが入荷すればインパクト大ですが、サメ類は多量の尿素、ヒトリメチルアミンオキサイドを体内に含むため、死後アンモニア臭がすることがあります。
このため、漁獲されたサメは鮮度を高めるため直ぐに加工して写真のように市場へ出荷されるのです。
アブラツノザメは、年間を通じて漁獲され、盛漁期は12月から6月です。特に12月から2月に漁獲されるものは、身が引き締まり年間で最も美味しいと言われています。
因みに、アブラツノザメは日本では東北以北でしか獲れなく、深さ200メートルより下に生息する深海サメです。
アブラツノザメは小骨がなく、身が柔らかく食べやすいことから様々な料理の材料として使われています。
クックパッドを検索したら美味しそうなメニューが沢山ありましたよ。
アブラツノザメは成長が遅く、成熟するまで雌で24年、雄で14年かかり、100年近く生きるものもあり、長寿でおめでたい生き物ですね。
むきさめを食べて、長寿あやかりたいです。