北海道日高郡三石、福島県いわきより子持ちが大人気のサカナ、ババガレイが入荷しています。
新口入荷なので魚体もキレイでピカピカ、でもトレードマークの滑りは健在です。
だいたい普通のサカナは、抱卵すると体内に蓄えられた栄養が卵に集中し、身が痩せる味が落ちるため敬遠されます。
しかし、ババガレイは子持ちが大変重宝されてます。(カレイの仲間は、この傾向が強いです。)
ババガレイは漢字で書くと「婆婆鰈」や「母母鰈」と表わし、お腹いっぱいにたくさんの子供を抱えるサカナです。
それが「子孫繁栄」「商売繁盛」を連想させ縁起が良いサカナとして、三陸では年取り魚としても人気があります。
食べても身は厚くそして柔らか。加えて子持ちなら、卵も濃厚な味わいを楽しませてくれます。
白身が淡泊なカレイは消化が良く、低カロリーなので病院食や離乳食などにも積極的に使われています。
またタウリンが多く身肉に含まれ、動脈硬化の予防や血圧の正常化、コレステロール値の低下、血糖値の上昇抑制などに効果があるそうです。
旬は、晩春から翌初夏ぐらいと言われていますが、定番料理の煮付けを食べるには、少し肌寒い時期がイイですね。