初物のタイミングを外してしまいました。
でも・・・・・。
今のセリ値を聞いても、ついつい首を傾げてしまいます。
その魚の名は、新子です。
K単価が、聞くと目が飛び出してしまうくらいの単位でセリにかけらています。
築地では初値云十万円だったそうです。
当市場では初値50,000円、今でも20,000円以下では売らない超高級魚です。
細工モノを得意としている仲卸㈱伊勢勝片山社長でさえ、目が疲れるから捌くの嫌だなと思わず漏らしてしまう大きさ。
貧乏人の筆者にとっては、新子にその価値を見いだせないのが悲しいです。
しかし、寿司職人にとっては自分の腕の見せ処になるのが新子。
捌くにも普通の包丁は使えないため、なんと荷物を束ねる時に使うPPバンドを利用して捌く職人がいると聞いています。
やはり厚さ1mm以下じゃないと、身がなくなっちゃいますね(笑)。
新子は夏の訪れを知らせる使者でもあります。
『季節限定』この言葉に弱いのですが、新子だけはスルーかな。