夏の到来を感じさせる魚、イサキ、漢字で表すと伊佐木、鶏魚、伊佐幾と様々な漢字で表現されます。
夏になると脂がのってくるため、古くから夏の焼魚の定番とおさかなマイスターの仲卸ムラマツの村松社長が市場開放で話されていました。
ところが近年では流通の発達により新鮮な魚が入手できるため、むしろ刺身に人気が出てきているそうです。
イサキは産卵期と旬が重なる魚で、この時期のものは脂がのり腹もパンパンです。早速昨日伊勢勝の片山社長の店舗でイサキを3匹購入して塩焼きで食べてみました。
下拵えは簡単、ウロコを取って、エラ、内臓を取り除くだけ。そこで疑問が・・・・。3匹中2匹はメス、残りはオスでした。
メスの腹の中にはタラコのような卵が入っていますが、通の人はどうするんでしょうね。
焼魚ロースターで焼き上げ完成。見た目に感じることのない脂が火にあたり、パチパチと良い音を奏でています。
肝心の味ですが、皮目に旨味があり、白身の身肉もふんわりとして(水気がありますね)美味しい。
これはムニエルやポワレなどバターなどの油脂を加えても良いですね。次回挑戦します。