富山湾の春の風物詩となっているホタルイカ漁が3月より解禁。生、ボイルのホタルイカが日々入荷しています。
春になると産卵のために200メートル以上の深海から富山湾沿岸に押し寄せてくるホタルイカ。腕や腹部に1000個の発光器を持ち、青白い光を一斉に放ちます。
滑川から魚津の沖合いは世界的にも有名な生息地で、その群遊海面は特別天然記念物に指定されています。
ホタルイカは非常に傷みが早く、鮮度が落ちるとすぐに腐ってきます。その為、流通しているもののほとんどは水揚げされてすぐに釜茹でされてから出荷されます。
スーパーなどで売られているものもそうして茹でられたものがパックに詰められて並んでいます。
3月から4月の最盛期には、ごくわずかですが生のままのものも出回ります。
ホタルイカといえば富山湾産と考えがちですが、実際は日本海を回遊しているホタルイカを底曳網で漁獲した兵庫県(山陰沖)の方が捕獲量が多いそうです。
ではなぜ富山湾産のホタルイカが有名なのか?
1.大きくて丸々太っている
2.ツヤがあり鮮度抜群
3.旨味があり、美味しい
漁場が近くて鮮度がよく、定置網で漁獲しているので、イカ自体にキズが少ない、とても丁寧に取り扱われているので、美味しくなっていると思います。
しかし、今日のYahoo!ニュースで心配なニュースが・・・・。
富山湾のホタルイカ漁ですが、どうやら低調なスタート。「寒ぶり」に続く不漁を心配する向きもあるそうです。
追伸
今日、仲卸横浜丸栄水産、細谷取締役から富山県滑川、松井水産(ヤマツグ)のホタルイカを試食させて頂きました。
ボイルしたものでしたが、見た目は色艶がよくて、大きくて丸々太っていてキレイ。食感は茹でているのにプリプリ、心地よい歯応え。そして卵やわたなどの味が楽しめ、美味しい!
今まで食べたことがないモノでした。加工方法が違うと全然違うのかな?世の中には、まだまだ沢山美味しいものがあるんですね。
そんな機会に遭遇できることに感謝します。細谷取締役、ありがとうございます。