昨日なんですが、鮮魚課小島社員のセリ場であるモノを発見しちゃいました。
久々の再会。
なぜか初恋の人に、地元で出逢ってしまったような複雑な心持ちです。
その人、その魚は、対馬のブランド魚「紅瞳(べにひとみ)」です。
紅瞳と言う名前の魚、勿論いませんよ。
紅瞳はこれですよ、これ。
医学的に言うと、瞳の虹彩(こうさい)と呼ばれる部分が紅色だからその名が・・・・・。
見ての通り、アカムツ(ノドグロ)です。
アカムツは、何と3月になって2回目の登場です。
決して個人的に「おかず」として欲しい訳じゃないですよ。
以前当ブログで「紅瞳」を取り上げ際に、対馬の漁師の方から直接お礼のお電話を頂いたんです。
それ以来私は勝手に、「紅瞳私設応援団」と名乗っています。
やっぱり紅瞳は良いですね。
ずっと変わらない箱、パーチ、そして主役のアカムツ。
嗚呼、瞳を閉じると熱に踊るアカムツの脂の様子が網膜に写し出される。
でも年齢のせいなのか、最近その脂にやられてしまう。
それでもアカムツは別格で、不思議なことに何時でも何度でも食べたくなるんです。
お魚マイスターのある仲卸社長に聞いたら、アカムツの脂は美味しいと言うけれど本当は無味なんだって(魚の脂は皆無味だそうです。)。
実は人に美味いと思わせている素は「香り」だそうです。
しかも魚の鮮度も影響しているそうです(=腐ったモノが臭く不味い)。
五感がアカムツによって支配されているのかな?
アカムツ、ノドグロ、紅瞳と何度も叫んでいるので、今日仲卸店舗で買おうと思ったけど「清水の舞台から飛び降りる」決断が出来なかった。
でも今月も残り営業日3日間あるので、最後に飛び降りちゃおうかな。