2019年1月5日豊洲市場で新春の初ゼリが行われ、青森県大間産の278㎏のホンマグロに3億3,360万円の高値がついてから早いモノで10ヶ月が経過しようとしてます。
1kg当りの単価120万円、夢のような値段です。
築地・豊洲市場か産地市場じゃなければ、お目にかかれない大物マグロと価格です。
しかし今週は青森県は大間、北海道は戸井から、相撲レスラーかラガーマンを想像するマグロが入荷しています。
その理由は即位礼正殿の儀などの挙行・要人の来日に伴う、首都高速道路を中心とした交通規制です。
事実、首都高速道路が大規模な規制で通行止めされると、豊洲市場への荷物の搬出入が大きく規制されました。
荷物の延着や未着は、荷主や荷受けにとって金銭的なロスに直結するのです。
特に鮮魚は当たり前ですが生モノなので、水揚げされたモノは直ぐに出荷・販売しなければお金にならないし、最悪は鮮度劣化してゴミ・廃棄なんてことも・・・・・。
出荷者はそんな最悪なケースを避けるために、キチンと販売してくれる市場=横浜市場、荷受=横浜丸魚に出荷してくれるんです。
どうですか今日入荷した173.6㎏の戸井のホンマグロ!
隣りは決して小さくはない61.9㎏のメバチマグロ、でも3倍の体重差は圧倒的な迫力の差ですね。
イイ身の色、脂ののりも最高のホンマグロです。
大物課課長と部長を兼務する木村社員に今後の大物相場を聞いてみると、例年11月に入り12月の年末にかけてマグロの需要は最高潮になります。
まさにその時期に、需要と供給=市場の価格形成システムに従って価格は跳ね上がって行きます。
だったら今マグロは買い時?
大物(マグロ)扱いの仲卸は、なぜ年末だけマグロを食べるのか?と首を傾げる。
今は絶対に安くて良いマグロを入手出来るはずです。
「百聞は一見に如かず」、嘘だと思ったら自分の目で確認するのがイイですよ。