当市場では、富岡より活クルマエビがよく入荷されます。クルマエビは、江戸前寿司、江戸前天丼には欠かせない存在です。
姿のイセエビ、味のクルマエビという言葉があるくらいクルマエビは食用エビの中で最も味が良く、高値で取引されています。
名前の由来は、丸まった姿と黒い横縞が車輪を想像させることから付いたようです。
市場に出回るクルマエビの80%近くが養殖物で占められていること、知っていますか?クルマエビの場合、天然物と養殖物の差がないのが養殖産業の強みで、熊本県天草は一大生産地です。
(今年九州に旅行に行きましたが、海岸沿いに沢山のクルマエビの養殖池がありました。)
旬は晩秋から冬のこの時期。エビ特有の甘味成分の素、アミノ酸のグリシンが最大に増える頃だそうです。
このグリシンには、コラーゲンを構成するアミノ酸で、コラーゲンの約3分の1を占めています。従って美肌効果もあるんですよ。
良質なタンパク質が多く、脂肪が少ない低カロリー食材であるクルマエビ、年越そばに、お雑煮に、どんと1本入っていたら、リッチな気分になれますよ。