ブリ御三家、もしくはブリ三兄弟の一人、美味そうなサイズのカンパチが入荷してますよ。
カンパチは標準和名での東京での呼び名で、正面から見た際に目の上の斜め帯が漢字の「八」の字に見えることに由来します。
カンパチは出世魚として成長とともに変わる呼び名と、地方での実に多くの呼び名を持つ不思議なサカナです。
ショッパ、シオッコ、ネイリ、ネイリゴ、ハチマキ、アカバー、アカヒラ、シオ、ネウ、ネレなど等。
因みに関東では、ショッコ ⇒ シオゴ ⇒ アカハナ ⇒ カンパチと呼ばれています。
ブリ御三家はスズキ目アジ科ブリ属のサカナで、その中でカンパチは最も大きくなり、全長1.9㍍、体重75㌔と言う超大物が釣れた記録があるそうです。
しかし、美味しいのは丸一尾で2㌔から3㌔程のものが良いといわれています。
一般にカンパチの旬は夏と言われていますが、通年水揚げがあり、冬の時期の寒ブリと、夏に旬を迎えるヒラマサの合間を埋めるように使われることも多い重宝なサカナです。
前回(2016.10.7)ブリとヒラマサの見分け方を紹介しましたが、両者に比べて誰でも外見の違いを判別できます。
それでも口の端が丸かったり(ヒラマサ似)、尾ビレのカーブに丸み(ブリ似)、胸ビレが黄色い線から離れているなどと、さすが同じ仲間大同小異と言った感じです。
カンパチは既に記した通り、大きく成長するサカナなので、魚屋の店先に並べられるのも精々2㌔から3㌔程のもの。
このサイズが一番美味しいと言われているカンパチは、シッカリした歯触り、食感、諄くない脂の旨味を堪能できますよ。
ブリ、ヒラマサそしてカンパチの刺し身の食べ比べ、絶対にお勧めですね。