今日は、市場の休市前にもかかわらず、入荷している魚も少なく、写真を撮るのも四苦八苦の状態です。
困ったときは、塩干低温倉庫へと思い、行ってみると瀬川、水野社員と目が合いニヤリ。
「春の新作があるよ」と言われ、早速撮影です。
今日ご紹介するのは、当社にとって大切な荷主2社です。
1社目は、「蒲鉾の水野」水野水産株式会社です。
昭和12年(1937)4月創業。
宮城県塩釜市に本社を置く、老舗の魚肉練製品メーカーです。
常に伝統を守り続けていくために、「おいしさ」への探求は怠りません。
とても純粋な商品だけに、ごまかしが出来ない。
それ故に、秘伝の調味料、原料となるすり身、そして揚油については、カラダにやさしい菜種油を使うなど、作り手のこだわりが詰まった製品ばかりです。
2社目は、塩釜の地で食文化を育む、株式会社阿部善商店です。
昭和元年(1926)に創業し、来年90年を迎える老舗の水産練製品メーカーです。
水野水産と同じ、宮城県塩釜市に本社を置き営業中です。
阿部善商店のあたりまえ(こだわり)についてご紹介します。
そもそも、阿部善商店がなぜ塩釜と言う港町に存在するのか。
1つ目の理由は、鮮度の良い魚が水揚げされる漁場に近いこと。
2つ目は、塩釜と言う町が、塩造りの町として栄えたこと。
3つ目は、名だたる酒蔵が多く存在する理由として、おいしい水があるということです。
魚・塩・水、これら3つの素材はどれも蒲鉾造りに欠かせない大切な要素です。
この3つの素材とおいしさの追求=目利き(仕入)、受け継がれる伝統製法と真似のできないオリジナリティーの融合=技、そして「おいしい」と言ってもらうこと、お客様に喜ばれるということ、常にお客様の気持ちになって蒲鉾造りを続ける=真心、3つの変わらぬこだわりで作りあげられています。
2社の製品ともに量販店、スーパーで見かけることがあると思います。是非とも、こだわりの商品を召し上がれ。