毎日違う魚種を紹介して行きたいと思っていても、なかなか実行できないのが現実です。
世界には約3万種の魚が生息し、日本近海では約350種類の魚が食べられています。
来年の市場開放日数が266日だから、頑張って毎日魚が被らないように紹介しようかと思います。
今日は、鰐、いや鮫肌のサメガレイを紹介します。
見た目は、イボガエルかワニガワみたいで、お世辞にもサメ肌とはほど遠い感じです。
しかし、何でも見た目で判断したら駄目ですね。このサメガレイは良質な身質で、脂のノリがとても良く、その上クセもまったくないのです。
一般的に大振りなものは味も大雑把になってしまいますが、この魚はサイズの大きいものほど脂がしっかりノッていて、トロッとした食感を楽しめるそうです。
しかも、魚体が大きければ、縁側の部分も充分楽しめますよ。
グロテスクな皮を引くと、絹のような真っ白な身が姿を見せます。鮮度が良ければ生の刺身がお勧めで、煮付け、塩焼き、フライなどでも美味しく頂けますよ。