かなり不細工な恰好ですが、寒い今の時期「お鍋の具材」として欠かすことができない魚、マダラ(真鱈)を紹介します。
マダラは、一本釣り・延縄・底引き・刺し網・定置網などで漁獲され、市場へ出荷されてきます。
こんなにデカイ図体のマダラを、引っかける釣り針ってどんなものか知りたくないですか?
実は、結構釣り針がかかった状態で市場にはサカナが入荷されてきます。
たまたま見つけたモノですが、画像のマダラ延縄漁の釣り針は長さ5㌢太さ1㍉もある巨大なものです。
でも心配しないで下さい。有頭の丸ごとの状態で食卓や、料理屋でだされることは稀です。
殆ど、フィレ―の状態にされるので、針を飲み込んでしまうことは一般的には無いと考えます。
一本釣りや延縄漁法は、比較的サカナが傷つかず漁獲されるため魚体はキレイで、取引値は高くなりますが、マダラも同様の扱いです。
延縄漁法は、餌となるサカナの大小の調整よって、幼魚を獲らず狙ったサイズのサカナを漁獲することができるメリットがあるものの、ターゲット外の獲物が誤ってかかってしまうこともあります。
隣国を批判する訳ではありませんが、「限りある水産資源を何のルールも決めずに自分勝手に乱獲していると、必ず枯渇してしまうこと。」をもっと真剣に考えて欲しいですね。
何が原因なのか不明ですが、サンマ、サケに続いて、どうやらマダラ、スケトウダラも全体的にはイイ数字が残せそうにないようです。
親のマダラが獲れないと、サケが獲れなくて生筋子・いくら不足が生じているのと同じように、白子(タチ、雲綿等)は食べれません。
そんな時代がそう遠くない未来やってくるかもしれないと想像すると、夢も希望もなくなりますね。