時代が変わっても、雛祭り=蛤は守りたい。

『光陰矢の如し』と言う諺がありますが、2月もアッと言う間に終わりそう。

市場は3月3日の雛祭りモード全開と思いきや、何となく盛り上がりに欠けている雰囲気です。

その理由は、『蛤(はまぐり)』の動きが悪いからかもしれません。

かつて雛祭りと言えば『蛤』と言うのが決まり文句のようで、大量に販売されていた時期もあったのですが・・・・・。

やっぱり蛤の値段が高いのと、今年で言うと曜日回りが悪いのが影響しているかも?と貝扱いのプロ特種相対品課岡社員が話してくれました。

ハマグリの相場は、国産と輸入モノに極端な金額の差がなく、共に高値で推移しているそうです。

雛祭り=女の子のお祭りに、なぜハマグリなのか?

その意味を知らない人だったら、わざわざ高価なハマグリじゃなくても、同じ貝ならお手頃なアサリやシジミでもイイかなって思うのも止むを得ないことです。

そして今年の3月3日雛祭りは日曜日。

素人考えでは、土曜・日曜日を利用して自宅でお節句のお祝い。→そこに出てくるのが、定番のハマグリのお吸い物。→ハマグリの需要が高まる。→ハマグリが売れる。

世の中そんなに単純じゃなかった。

最初の土曜・日曜日を利用してお節句のお祝いは合っていたけど、初節句のお祝いなら自宅ではなくホテルなどでお祝いの会を行うそうです。

孫のお祝い事でお祖父ちゃん・お祖母ちゃんが集まると・・・・・、強力なスポンサー登場で外食に繰り出すパターンが多くなっているとも聞きます。

我が家には姫が2人(敢えて言っておきますが、妻は姫ではありません。)がいるので、せめて自分の子供には雛祭り=蛤の本当の意味を伝えて行きたいと思います。