本日、鳥取より活きたズワイガニのメスが入荷しています。
小さなカラダなので子供かと思ったら立派な大人、それが証拠に腹に卵を抱いています。
ズワイガニのメスは、様々な呼び名があり、オヤガニ(親がに)メスガニ(雌がに)、セコガニ、コウバコガニ(香箱がに、子箱がに)と呼ばれています。
ちなみに山陰地方では、ズワイガニのオスの事を松葉ガニと呼び、メスの事をセコガニや親ガニと呼びます。
ズワイガニのメスは、資源保護のため漁期が厳しく制限されています。この11月初旬から12月末の2ヶ月限定の貴重な食材ですが、オスに比べると値段は安めになっています。
しかし、人によっては松葉ガニよりもセコガニの方が美味しいと言う人も多く人気のカニです。
食べ方ですが、プチプチとした食感の外子、ほのかに甘味のあるまったりとした内子、量は少ないがかに味噌、かにの身自身はそれほど大きくないので、蒸して半分に折ってしゃぶる、そして身を吸って旨味を感じるなんてワイルドな食べ方もあります。
限定品に弱い人は、是非挑戦してみて下さい。
追伸
おさかなマイスター情報です。
①ズワイガニのメスがなぜ小さいのか
メスは子孫繁栄のため卵を産みます。そのため自身のカラダの成長より卵を産むことを優先しているためだそうです。
一度に生み出される卵の数は、7~10万粒で、メスの生涯の産卵回数は5回(5年)くらいだと考えられます。
②足の傷、分かりますか?
メスのズワイガニをよく見てみると、茶色く変色した部分があるの分かりますか?オスとの交尾の際に挟まれた傷なんです。
色にも濃淡があり、濃い色はベテラン、何も傷がないカニは、未経験の若者だそうです。