昨日は久々、平塚市漁協新港に出かけました。
早朝午前3時、天気予報通り暴風雨を予感させる海風(南風)が強く吹き始めています。
新港に着くと、既に魚の水揚げ作業の真っ最中でした。
川長三晃丸船長の磯崎社長の話では、既に湾内はかなり風の影響を受け、出港・帰港の時間が後にずれたら漁は出来なかったそうです。
釣果は・・・・・、ほどほどですかね。
アジ、サバ、ワカシ、ムツ(コムツ)や、入っていましたシュモクザメ。今回は、何と7頭です。
そして、魚は素早く選って対費用効果の低い・売れないモノは廃棄処分になります。
貧乏性の筆者はいつもこの光景を見て、「折角獲れた魚、どうにかお金に換わらないか!」と思うんです。
今まで漁協の方々もずっと考えてきた課題ですが、1番の問題はコスト・費用(運送費等)だと思います。
「対費用効果が期待できないことはしない。」=手間かけても売れない魚は出荷しない。⇒当然のこと。
何か出来ないか、これからも対応策を真剣に模索して行きたいと思います。
追伸
捨てられていく魚の中に、サイズの小さなワカシがいたので7尾ほど頂いてきました。
実際に捌いてみましたが、小さくても据わりのいい魚で、三枚おろしの練習には丁度いいです。
捌いた内臓を良く見ると、7尾全てに丸飲みされた消化途中のカタクチイワシが入っていました。良いエサを食べている証拠です。
さて、実際に食べて見た感想は?鮮魚課佐藤社員の話では、良く言えば「アジ」と表現してました。
獲りたて新鮮なので、コリコリした食感は最高です。
魚の旨味は、正直少し薄い気がします。そしてちょっとしたサイズの差異が、脂ののりに大きく影響してるようです。
しかし、アジと言われたら、その気になってしまう味わいです。
漁師の方も、1日置くと味わいは変化し、食感は柔らかく旨味は増してくると話されていました。
素材そのものを楽しむには、醤油で刺身と言うシンプルな食べ方ですが、量を食べてもらいた時はカルパッチョがお勧め。
最近の筆者自宅では、かなり多用に多様してます。
多様はカルパッチョの味付け。「ドレッシング」に変化をつけることで味わいも劇的に変わるんですよ。
きっと、ワカシ自身が白身魚のように強く味わいを主張していないので、色々な味付けにマッチすると思います。