特種相対品課小森社員の売場でシラエビを見つけました。富山湾でシラエビ漁が行われているのは4月1日から11月までが解禁期間と決められています。
前回紹介したのが今年の4月9日ですから解禁間もない頃です。
シラエビとシロエビ、正しい名称はどっちなのか?産地では「シロエビ」と呼んでいますが、標準和名の「シロエビ」とは全く別の品種になるそうで、正しくはシラエビが正解です。
加えて、地域によっては別の小型のエビをシラエビまたはシロエビと呼ぶところがあり、混合しやすいので注意が必要です。
富山湾では神通川や庄川が流れ込んだ先に「藍瓶」(あいがめ)と呼ばれる海底谷があり、そこにシラエビが集まっているため、商業捕獲が成り立っているそうです。
シラエビの特徴はその繊細さ、もろさ、傷つきやすさにあり、その扱いづらさから、長らく食用生き物としては敬遠されてきました。
富山県民の食事にブリやホタルイカがあがることが日常なのに対してシラエビが日常家庭料理として食べられることは滅多になかったそうです。
しかし、冷凍冷蔵技術や流通網の発展によりようやく日の目を見ることになり、傷みやすいという最大の弱点が克服され、かつもう一つのネックだった殻の剥きにくさまでが冷凍技術で解消されたそうです。
しばらくすると4月まで食べれない限定食材のシラエビ。見てるだけではお腹がいっぱいにならないので是非食べて欲しいです。