市場に夏を感じさせるサカナが本格的に入荷してきました、タカベ(鰖・高部)です。
本日は東京都神津島より出荷されていますが、筆者的には東京を代表するサカナだと勝手に思っています。
そしてタカベは、俳句の世界では夏を代表する季語なんです。
タカベの画像を撮っていると、仲卸の㈲元初商店大菊社長が大きいサイズのタカベを撮れよと選りすぐってくれました。
すかさず脂の具合はどうですか?と大菊社長に質問すると、「出始めなのでこれからかな。でも個人的にも好きなサカナなので、どうしても買っちゃうな。」と話して頂きました。
関東人は走り・初物好きな人が多いと言うなか、なぜか時季が早過ぎるタカベは、強く敬遠されがちです。
その理由は、想像を絶っするタカベの脂だと思います。
そしてタカベの脂を120%楽しめる方法は、何といっても焼き魚で食べるのがお勧め、大定番料理だと思います。
なんて通ぽく言ってますが、自分で食べて、当社社員より教わったタカベのことがたくさんあります。
例えば、サカナといったらほとんどの場合エラや内臓を事前に取り除きますが、タカベはウロコだけ引いて振り塩をして焼きます。
そうすることで、腹に溜まった脂が程よくサカナ全体に染み渡り、秀逸な味わいを楽しめるのです。
実は、初めてタカベを食べた時に、シッカリ腹を捌いて覗いてみたら脂の多さにビックリ。
思わず取り除いて焼いて食べたことを翌日鮮魚課佐藤社員に話したら、随分持ったいないことするねと苦笑されたことを今でも忘れません。
いよいよ夏本番が目の前です、タカベ是非食べて欲しいサカナです。