今日は、地元神奈川県のブランド魚「松輪サバ」が入荷しています。
先週の土曜日に取り上げた「さば紋」の色も青緑色でクッキリしていて、魚体は何処となく黄金色していますよね。
発泡スチロールケースに記された松輪漁業協同組合、これ正真正銘の松輪サバです。
ブランドサバでは関サバや岬サバなど横綱級に有名なモノがいますが、松輪サバも十分肩を並べるくらい拘りを持ったサカナです。
松輪サバが美味しいと言われているのは10月から12月の秋サバですが、寒サバもイイ魚体とイイ色してます。
鮮魚課小島社員には、松輪サバを見ていくらとの質問がひっきりなしです。
筆者もかつては松輪サバと言ったって、単純に東京湾で獲れる「マサバ」と言ったイメージと、普通のマサバより遥かに高価で取引されているイメージしか持っていませんでした。
しかし、高い値段にはそれなりの訳があるんです。
サカナは素手で触ると火傷すると言いますが、体温35~36度の人間の手が変温動物のサカナの体表に触れて良いことはありません。
そこで松輪サバは、一本釣りで、出来るだけ人の手に触れないように出荷されています。
筆者は残念ながら意識して松輪サバも関サバも食べたことがないので、偉そうなことは言えませんが黄金色の魚体がきっと答えだと思います。
内輪のネタになりますが、どんなサカナも各市場に平等に出荷される訳ではなく、当社のような卸会社がお願いして出荷してもらっています。
特に漁獲量が限られていると各社が取り合い状態、荷主はキチンとサカナを販売してくれる信頼された卸会社だけに荷物を送ってくれるのです。
だから松輪サバはプレミアム中のプレミアムなサカナなんです。