横浜市場開放、早起きは何文の得?

今日は横浜市場の一般開放日。

いつもの殺伐とした市場の雰囲気とは違い、家族で買い物を楽しむ姿を見ていると「いつもの年末と変わらない」と錯覚する。

12月の第3週の市場開放に来場される人は、何かを求めてやって来ているのです。

それは年末年始の情報収集です。

何処にどんな店があって、何を売っているのか、値段は安いのか・・・・・。

高級食材の値頃感が分かっている人は、絶対にズワイガニやタラバガニを購入して行きます。

少しの間冷凍庫が窮屈になりますが、いわゆる「超早割」みたいな値段で入手出来るのは市場メリットです。

市場は21日の休市日を最後に、年内は30日まで休まず営業です。

そして28日から3日間は、年末一般開放も実施されますのでお楽しみに。

今日は特種相対品課のセリ場に、カチコチなモノが売られています。

今年も簡単に手を出せない高級食材の皆さんです。

毛蟹、

ズワイガニ、

そしてセコガニ、見事な冷凍具合です(笑)。

個人的には㈲マルイチ上平水産の「ずわいがにとっつぉ」は頂きましたが、解凍方法さえ間違えなければ・・・・・。

冷蔵庫で丸1日入れておけば上手に解凍が出来、美味しく食べれますが、必ず受け皿を敷いて解凍して下さい。

私はビニール袋に入れて解凍したら、溶けた蟹汁のせいで相方は怒髪衝天でした(涙)。

ズワイガニに白い氷の塊がついてますよね、これ何だか知ってますか?

グレーズと言って氷の被膜なんです。

このグレーズは、冷凍製品の表面に氷の保護層を作り、貯蔵中の乾燥や酸化などの品質の変化を防ぐことを目的にしています。

だからグレーズ自体は食べれませんし、グレーズ剥がしを始め、上手に解凍することが冷凍カニを美味しく食べるための重要ミッションです。

活けを買えば手間なく食べれる?解凍の手間はないけど、高くて一般人は手を出せません。

そしてとても残念なお知らせですが、現在活けのズワイガニやタラバガニを「市場」でも見ることは、ほゞ出来ません。

注文がないから、売れないから仕入れないからです。

嗚呼、何でもネガティブに考えちゃダメ。

早起きして横浜市場の市場開放に来たら、何か得るモノあるはずです。