樽カツオかと思ったら、樽ダルマでした。
達磨?ダルマ?カツオじゃないですよ、メバチマグロの若魚のことをダルマと呼びます。
名前の由来は、他のマグロに比べてズングリムックリ、丸々した外見から達磨に喩えられたのでしょう。
市場には、メジ(ホンマグロ)、キメジ(キハダマグロ)、そして本種ダルマ(メバチマグロ)と幼魚と成魚の呼び名が違うマグロが入荷してきます。
今度、それぞれの画像を撮って目利きが出来るモノを作ってみようかな。
正直、毎回毎回ここにいるのは誰?何マグロと聞くのも仕事の邪魔になるし、聞いてばかりいると覚えられないので日々勉強だ!
そう言えば、マグロは成長の過程で呼び名が変わるんです。
もしかしたら・・・・・。
そうです、マグロも出世魚の一つなんです。
メバチマグロの場合、ダルマ⇒中バチ⇒メバチマグロと成長に伴って呼び名が変化していきます。
今日の樽ダルマは、1樽26~29㌔、10尾前後入っているので1尾2㌔見当のサイズ、おそらく産まれて1年くらいの幼魚ですね。
メバチマグロは、ホンマグロより「トロ」の量は少ないものの、筆者のような年齢層には丁度良い脂ののりです。
ですから、若いダルマに脂ののりを過度に期待してはいけません。
食感は最高、旨味は熟成の仕方に大きく左右されるでしょうね。
人の好みや楽しみ方は多種多様、だから絶対に好みを押し付けない。でも自分の持っている情報は、最大限提供します。
自分の好みにあった選択をすれば全てハッピーだと思います。