じゃじゃん、念願の江戸前小柴のアナゴをゲットしました。
今の時期最高に美味しい江戸前のアナゴを使って、どうしても試したかったことがあったんです。
それは、ふかふかに柔らかい仕上がりの煮アナゴ作りです。
誰でも上手に仕上げることが出来るのか実証したいと思います。
その前に小柴のアナゴの紹介です。
「漁師が選んだ本当においしい魚」を合言葉に各都道府県のJFグループが漁師自慢の魚を選定し、JF全漁連が紹介していくプロジェクトがあります。
それがプライドフィッシュです。
そして、「小柴のアナゴ」は神奈川県の夏を代表するプライドフィッシュです。
素材マジック!江戸前のアナゴは、誰が調理をしても美味しく仕上げることが出来る=上質な素材なんです。
では小柴から質の良いアナゴが出荷されてくる理由を、ここで少しご紹介します。
①東京湾の海は水深が浅く、内湾のため潮流が穏やかで、アナゴの餌となる小魚、ゴカイそしてエビ・カニなどの甲殻類がたくさんいること。
②川から細かい砂や泥が流入し、アナゴの皮にストレスがかからない環境で育っていること。
③適度に海水が汚れていること。表現方法が誤解を招きますが、綺麗過ぎる海には生き物は生存しない=栄養をたっぷり含んだ海水と言うことです。
④アナゴにストレスを加えない漁法「アナゴ筒漁」と小柴伝統の「底引き網漁法」です。
では、レッツクッキング!
撮影用にまな板並べましたが、アナゴを持っただけで身の厚さを感じます。
下拵えは、皮目に熱湯をかけて丁寧に滑り取りです。
アナゴを煮るタレは、ウナギのタレを日本酒で割って手抜きでやってみました。
冷えた煮汁状態から20分程度弱火で煮込み完成です。
出来上がりは期待通り「ふっかふっか」。
しかしタレの馴染みがイマイチかな?少し薄味かな。
最後に味の調整は、余っているウナギのタレを絡めるとイイかもしれません。