と言っても市場は、ほゞほゞカレンダー通りに開市日になっています。
蔓延防止等重点措置宣言解除後、新型コロナウイルス感染者も最近漸減状態にあり、飲食店・業務筋は少し動きが出始めました。
観光地にも賑わいが戻ることを期待したいです。
今日は唐突ですが、元気の出る魚=本マグロを紹介したいと思います。
今週だけで150㎏超の本マグロが2本、沖縄県から出荷されてきました。
実は今の時期、沖縄県の本マグロは旬なんです。
アラスカから沖縄まで回遊している本マグロは、産卵のために沖縄の海に戻って来るそうです。
沖縄のマグロってどうなの?
以前の悪いイメージを持っている人が多いと思いますが、実物を見て判断して欲しいですね。
漁場が陸から比較的近いので、獲れたマグロは時間がかからずに水揚げ・流通=鮮度が良いんです。
鮮度が良すぎるマグロはバキバキ。
だから少し寝かせる、果報は寝て待て=熟成させることで、旨味成分を引き出すそうです。
市場内だから、そのままマグロの解体ショー。
さすがに175㎏の大物は、日頃からマグロを捌いているプロでも慎重に作業を進めていました。
大きい魚を捌くのと同様に巨大マグロも、基本的な動作を確実に繰り返すことが重要だと感じました。
頭だけで18㎏、中落ち(背骨)で6㎏、目が点になってしまいます。
大物仲卸㈱井桁の稲葉さん、ご苦労様でした。