活けのスルメイカは大人気。

何となく悪い予感が当たりそうです。

今年来年の年末年始9連休が影響しているのか、動きが相対的に悪い。

しかも海は全国的に時化ており、今日のセリ場は急に寂しくなりました。

12月は水産業界にとって、1年で一番モノが動く重要な1ヶ月です。

ですが、例年クリスマスまでは動きが悪い。

だってクリスマスに魚食べる?やっぱりチキン、ビーフ、肉でしょ!

クリスマス時期を境に、スーパー・量販店のフェイスはガラッと変わります。

25日を含め大晦日まで7日間、私の予感が、「年寄りの戯言」であって欲しいです。

今日は良いイカが入荷していたので紹介します、活けのスルメイカです。

活けと言っても、元気に泳ぎ回るレベルではなく、触ると色素胞と虹色素胞、吸盤が反応する鮮度が良いイカです。

市場人は何故か、皆イカが好きですね。

嘗てイカは大量に入荷があり、イカで儲かった良い思い出が、脳裏に焼き付いているからかもしれません。

しかし現在のスルメイカもヤリイカも、目を逸らしたいレベルの不漁が続いています。

黒潮の大蛇行、海水温度の上昇、増えすぎたマグロに食べられてしまったのか。

(マグロの話はあくまで噂ですけど、可能性はゼロではないかな。)

一部イカの養殖がされていると聞きますが、まだまだ商業ベースに乗っていません。

すなわち、天然資源にほゞ100%頼っていると言うことです。

待ち人ならぬ、待ちイカ来たらずは、ただただ辛いだけですね。