鮮魚課のセリ場で、海の赤い宝石を見つけました、アカムツです。
アカムツと言うよりもノドクロ、ノドグロの方が馴染み深い存在です。
ノドグロと言うと山陰の島根、鳥取県を想像するのですが、本日は千葉県銚子市より出荷されています。
さすが海の赤い宝石、魚体の美しさはピカイチです。そして取引値もピカピカの高級魚です。
キロ6,000円を下らない、そして10,000円越えも普通にあるノドグロ。
食べた人に聞くと、誰もが同じ答えになります。お金を出す価値のあるサカナだと。
季節を問わず脂ののりが良く、いつ食べても美味いと食通を唸らせます。
産卵期が6月から10月で、旬が9月から12月と1ヶ月重なるのですが、子持ちのノドグロは煮付けで、濃厚な旨みを堪能できる逸品だそうです。
ノドグロが最も美味しい旬については真逆な説があり、産卵前の夏7月から8月が最も美味しいと言う説と、晩秋から冬の時期が美味しいとする説があります。
サカナ扱いのプロが言うには、獲れた時期や産卵期も大切だけど、食べてる餌や産地の違いで旨み、脂ののりは変わってくるそうです。
焼き物や煮付けで食べるのが定番ですが、鮮度が良ければ刺身で食べるのが贅沢の極みですね。
筆者、ショボイですが干物で頂きましたが、小さくてもシッカリ脂のっていましたよ。(言われなければ、正体不明でした。)
いつかはキチンと食べてみたいサカナですが、仲卸のお店で買ったら相当冷やかされるかも。「いいね、荷受の社員は」と(苦笑)。