ここ数日、寒冷地仕様の市場人にとっても寒いと感じる朝が続いています。
セリ場には風も吹いているので体感温度は0度近く、大物低温売場や塩干低温売場が温かく感じます。
これが普通なのに、今まで寒さが緩んでいたので、余計に寒さを感じています。
それでも春の訪れを知らせる食材をセリ場で発見、神奈川県産のメカブです。
嗚呼良かった、神奈川県でまだワカメが採れるんだ。
神奈川県の海は磯焼けが深刻。
海水温の上昇に伴い、ブダイやアイゴが増えて海藻を食い散らかしているのが現状です。
だからメカブを見ただけで、私はホッとしています。
メカブ、漢字で「和布蕪」と書くそうです。
ワカメの根元にあるヒダヒダ状のモノがメカブで、ワカメの生殖部分になります。
カラダにとって重要な栄養素が含まれた食材なので、是非食べて欲しいのですが・・・・・。
そのままで食べることはおススメしません。
どうしても自然界で育っているのと、砂や虫が皆無な訳がありません。
90℃以上のお湯で湯通してから、フードプロセッサーや包丁で食べやすく切り刻んで下さい。
茹で上がりは、海藻の独特の香りが厳しいので耐えて下さい。
簡単なのは「叩きメカブ」、ご飯が胃の中に無尽蔵に流れ込む「怖い」メニューです。
皆さんも「メカブ地獄」楽しんでみてください。