清蒸(チンジョン)はハタ料理の定番です。

休市日は、私が料理人。

自分で紹介している魚を試さないと、言葉=文字に説得力ないですよね。

だから・・・・・、アカハタの酒蒸し=清蒸(チンジョン)作ってみました。

今回は㈱元熊商店で小笠原のアカハタを調達しました。

見た目は小さく感じたのですが・・・・・、秤にかけたら1kg超のアカハタでした。

不味い、蒸かす道具あったかなと不安に駆られました。

案の定、自宅の冷蔵庫でも大きなスペースを占領しちゃいました。

島廻りの魚は氷で冷やしておけば、あまり鮮度劣化は気にしなくても良いと言われています。

ウロコを落とし、エラ内臓を除去したのですが、我が家では1尾食べ切れないと思い半身での調理です。

下処理したアカハタに振り塩、

酒で戻した出汁昆布とネギの青い部分を敷いて少しねかせ、塩胡椒。

我が家には蒸し器がないので、タジン鍋を使って酒蒸しです。

炊酒蒸しの時間は10~15分、刺身でも食べれる鮮度なので熱の入れ過ぎは厳禁です。

味の決め手は、醤油ベースの甘辛たれ。

アカハタの身は真っ白なキャンバスみたいなもの。

白髪ネギと熱く熱した胡麻油、そして甘辛たれが実にアカハタとベストマッチング。

ちょっと蒸し過ぎたのかな?身がプリンプリン過ぎて、箸では歯がたたない弾力性でした。

たっぷり白髪ネギをのせて、いただきます。

癖になる味、次は本格的中華風に仕上げるために紹興酒を使ってみようかな。

※白髪ネギは魚を蒸した余熱と熱した胡麻油で、結構しなしなになります。