チョット珍しい部位だけが並んでいたのでクローズアップ。
何だか分かりますか?
畝須(ウネス)と言って、鯨の下顎から腹にかけてある縦筋の部分です。
畝とは畑で作物を作るために土を盛り上げた所。
須とは顎・顎髭を意味する言葉。
二つが合わさって畝須となる訳です。
ご覧の通り物凄い脂で、霜降り高級牛肉か大トロのようですね。
この畝須は、加工品の「鯨ベーコン」の原材料です。
こんなもの食べたら共食いだなと警戒していたら・・・・・。
特種相対品課石川社員が、「そんなことないみたいですよ。」と一言。
えっ!?思わずスマホで検索したら、鯨の脂はカラダにとっても良い脂だそうです。
鯨の脂肪にはリノール酸やドコサヘキサエン酸(DHA)、ドコサペンタエン酸(DPA)、エイコサペンタエン(EPA)等のオメガ3不飽和脂肪酸を多く含んでいるんです。
と言うことは、ダイエットや動脈硬化予防などに効力があるそうです。
だったら積極的に食べたいのですが、気軽に口にすることが出来ない高級食材です。
でも私を始め、数多くの水産業に従事している人は、ウネスを何とか自分の手で攻略したいと考えています。
鮮度が抜群にイイので、生食=刺身でも心配いりません。
ただ薄く切らないと、ゴムを食べているみたいだそうです。
でも畝須を食べてみたいな。