相模湾が少しずつ変化しているかも・・・・。
大袈裟な言い方かもしれませんが、平塚市漁協の追っかけで入荷してくる魚種も様変わりです。
今日は平塚の定置網でカツオが入荷、とても珍しい光景です。川長三晃丸の磯崎社長に聞いたら以前も網にかかって食べたそうですが、脂がなくて不味かったそうです。さて、今日入荷した鰹はどうなんでしょうか?
水揚げされて市場に到着するまで2時間程度しか時間が経過していないので魚体はキレイだし、カラダ全体にパンと張りを感じます。可愛そうに定置網で漁獲されているので顔はキズだらけで赤くなっています。
営業一部源波部長に定置網だから擦れて赤くなったのかと質問すると、脂がのっているので顔の銀色の部分が剝がれているのではとのこと。腹を割って中味を確認しないとだめですね。
獲れたての鰹は食感が凄くカツオではなくマグロみたいな食感と旨味があるそうです。これは産地市場じゃないと経験できないのですが、当市場であれば可能なんですよ。これは市場と言うより当社横浜丸魚の強みでもあります。
追伸
鰹は夏の到来を告げる初鰹と三陸海岸沖まで北上したものが秋に南下する戻り鰹とありますが、仲卸ムラマツの村松社長が面白いことを言ってました。今日の鰹は留まり鰹、行き遅い鰹だと。
北上せずに内湾の相模湾に留まり回遊していた可能性があるそうです。
今年はカツオの餌になるイワシが多くいたので、良い餌を腹一杯食べて成長していたのかもしれません。