只今、刺身に使う白身魚が不足しているようです。
アジやサバは纏まって入荷がありますが、そう言えばブリ、ヒラマサ、カンパチの入荷が極端に少ないようです。
アジは白身魚なの?それとも赤身魚なのかと聞かれたら、ほとんどの人が赤身魚と答えるでしょうね。
では、ブリ、ヒラマサ、カンパチはどうなんでしょう?
生物分類上は、スズキ目アジ科の仲間なので赤身魚です。
するとブリ、ヒラマサ、カンパチは白身魚ではなく赤身魚が正解なんですが、業界的には白身と言われています。
一般的に赤身魚は集団で活動(回遊)し、高速で泳いだり、マグロ・カツオのように泳ぎ続けないと死んでしまうアクティブな魚です。
アクティブな証が身(筋肉)の赤さ=ヘモグロビンやミオグロビンです。そして血合いの部分が活動の源になっています。
鮮魚課五十子社員のセリ場にある「しまね定置もんのヒラマサ」は、比較的安定して入荷があり仲卸の認知度も高い魚です。
平塚市漁協の追っ駈けでは、カンパチの幼魚汐子も入荷。
そして本家筋白身魚の代表、魚の王様マダイ、魚の貴公子スズキも活けでセリ場に登場しました。
勿論、モノが少ないので、マダイもスズキも高値でせり落されていきました。
週末に向けて、台風の動きと釣果が気になる週となりそうです。