天然物鮮魚の1月分セリ品目に指定され、今が旬のヤナギムシガレイを紹介します。
北海道南部より南の沿岸各地で獲れるカレイの一種です。
金沢や能登島根などではササガレイ、三陸や福島ではヤナギカレイとして親しまれています。
かつて帝に食べ物を供することが許された御食国(みけつくに)と呼ばれた福井県若狭。
若狭湾で獲れる大きい物は、「若狭カレイ」と呼ばれ、日本近海に40種近く生息するカレイのなかでも、雲上の珍美と最上級の賛辞を与えられる絶品で、毎年皇室にも献上されています。
ヤナギムシガレイは、淡白で水分が多いので、塩をして天日に干すことで身が縮まって美味しさが増します。
干物の加工品はよく市場内で見かけますが、半生タイプで、柔らかそうで美味そうです。
身がそれほど肉厚ではないので、軽く炙る程度でよさそうです。
美味しい魚貝類、まだまだ沢山あります。これからもどんどん紹介して行きます。