相模湾ではイシダイの放流がされているそうです。

唐突ですが、横縞がキレイですイシダイ。

平塚市漁協の定置網漁で水揚げされたモノです。

まだゼロ歳魚だと思いますが、しみじみ可愛らしいイシダイを見ていると、横浜丸栄水産㈱細谷専務が声をかけてくれました。

筆者も、「こんなに小さな魚をどうやって食べるのか?」など聞きたいことがあったので、少しその場で立ち話をしました。

そして、その会話の中で衝撃的なことを教えてもらいました。

私はこのイシダイの幼魚は天然魚だと全く疑いを持っていなかったのですが、細谷専務曰く、相模湾では定期的にイシダイの稚魚を放流しているそうです。

相模湾では定置網漁で大量のイシダイが水揚げされ、当市場にも追っ駈けで活けのイシダイが入荷されてきます。

極々当たり前の見慣れた風景です。

しかしその見慣れた風景は、放流活動など魚を増やすために様々な対策が施されて出来ていたんですね。

湘南・西湘のイシダイの旬は、1~3月と言われています。

 

 

たくさんの餌を食べて大きく育って欲しいですが、放流されるイシダイのゼロ歳幼魚の生存率は0.2%にも満たないと聞いています。

厳しい環境の中で生存競争を繰り広げているイシダイは、感謝をこめて美味しく食べさせて頂きます。

ちなみに今日出荷されたサイズのイシダイは、唐揚げにして食べると良いそうです。