相模湾にサクラエビが流れてきた?

平塚市漁協の定置網『川長 三晃丸』より、目を疑うような珍しいモノが入荷しました。

『生』・・・・・。

生シラスなら過去に追っ駈けで入荷したことがありますが、おそらく初めての入荷だと思います。

発泡の白い箱に赤いクレパスで桜エビ。

みんな目が点になっています。

恐る恐る蓋を開けると・・・・・。

本当に生のサクラエビが入っていました。

サクラエビと言えば静岡県駿河湾産が有名でが、台湾や当地神奈川県の相模湾にも棲息していることは知っていました。

同じ海、静岡県とはお隣同士なので、相模湾にサクラエビが生息していることはあり得ることだと思います。

最近潮の流れが速かったので、小さな個体のサクラエビが流されてしまった可能もあります。

『川長 三晃丸』の磯崎社長の話では、定置網を絞っている最中にサクラエビの群集を発見。

中型のタモで慎重にすくって捕獲し、雑魚を選って出荷してきたそうです。

サクラエビ漁は、春漁(4~6月)と秋漁(10~12月)の年2回に決められています。

その理由は資源保護のため、漁期を厳しく管理しているそうです。

今回はサクラエビの捕獲を目的した漁ではなく、偶然網にかかってしまった事故みたいなもの。

鯨が定置網にかかり、しかるべき手続きを行い販売するのと同じことです。

今年ちょっとついてなかった『川長 三晃丸』、季節外れの海からのプレゼントたまにはいいですよね。