真鯛、美しさと美味しさは比例する?

新型コロナウイルス感染症は、2019年12月初旬に 中国の武漢市で第1例目の感染者が報告されてから、 わずか数カ月ほどの間に世界中に広

まりました。

それから生活習慣は激変し、職場ではテレワークやWeb会議、飲み会の中止。

学生たちはWeb授業、部活動の自粛など人が大勢集まらないように行動パターンは変えられた。

行動規制が厳しくなり、飲食業などサービス業は厳しい状況に陥りました。

だたしある場所だけは、今まで以上に人が集まっている気がします。

憶測で話をしてもいけないので、取り敢えずネットで調べたら私の感じた通りでした。

その場所はゴルフ場、そしてゴルフ練習場です。

その理由としてはゴルフは屋外でソーシャルディスタンスを保ちながらプレーできるスポーツであるため、比較的安全であることが挙げられます。

ゴルフ場・練習場では早い段階から感染予防対策を徹底したことにより、安心して運動ができる憩いの場として、ゴルフ練習場の利用者が急速に増

えたと言われています。

しかしゴルフ業界には手放しで喜べない事情があるんです。

それはプレイヤーの高年齢化とゴルフ場・練習場の減少です。

何か対象物は違えど、水産業界も同じ様に感じるのは私だけでしょうか?

今日はセリ場にいて、一番目が惹かれた魚を紹介します。

横須賀・長井水産より出荷された「真鯛」です。

どうです!日焼けしてないピンク色、美しくないですか?

正真正銘、天然の真鯛です。

証拠は擦れていないヒレと鼻の孔です。

鼻の孔を見てください、縦に2つ並んでいます。

裏と表に2つずつだから、計4つ鼻の孔があるのですが、養殖の真鯛は100%鼻の孔がくっついて片側一つになっています。

「鼻中隔皮欠損症」と言う養殖真鯛特有な現象です。

養殖されている中で、進化もしくは退化しまったカラダの部位ですが、味には全然影響しないので心配ご無用です。

私自身の魚の目利き基準として、美しさを重視しています。

素人考えではありますが、魚体が美しいのはダメージが少ない、色黒じゃないのは浅場に生息していないからだと思います。

真鯛は白身の魚だから、どんな調理方法でも美味しく頂けます。

脂が乗っていれば言うことなし。

なければ油を使った調理方法で食べて下さいね。

残念なことですが、養殖真鯛の価格高騰の煽りを受けて、天然真鯛の取引値も上がっています。

市場で働いている私たちが「魚が高い」と思うのだから、一般エンドユーザーはどう思っているんだろう。

追伸

違いの分かる面々。