珍しい産地から、市場では1年を通して何等かの形でお目にかかることが出来、寿司や海鮮丼、刺し盛りには欠かせない食材を今日は紹介します。
ホッコクアカエビが正式名称ですが、甘えび(アマエビ)の方が広く一般的に知られている名前です。
珍しい産地と言ったら少し失礼ですが、今日は石川県金沢港から今年初出荷されてきたアマエビ。
日本国内のアマエビ水揚げの70割が北海道なので、石川県産は貴重且つ珍しいです。
今日のアマエビは抱卵しているのでメスですね。
私は以前まではアマエビの抱卵しているものを食べる事に抵抗感があったんですが・・・・・。
最近は全然平気になってきた自分が怖いです。
※こちら北海道増毛産アマエビです。
アマエビはとても不思議な甲殻類で、産まれて3年はオスでもなければメスでもなく、4~5年で全てオスになるそうです。
そして5~6年でメスに性転換、7年で孵化直前の抱卵となるそうです。
ちなみに寿命は11年と言われていますが、エビとして美味しい時期は5~6年のメスと呼ばれています。
ネットで色々調べていたら石川県のアマエビは、秋の同県のプライドフィッシュでした。
そしてJFいしかわは、「甘ッ!えび」、海のスイーツ甘えびと言う標語まで作っていました。
アマエビの甘さの秘密は、グリシンやアラニンといったアミノ酸。
アマエビを食べると、血中コレステロールの上昇を抑え、血圧の上昇も抑えることも出来るそうです。
加えて疲労回復に役立つタウリンも多く含まれているので、殻ごとバリバリいける唐揚げでビールなんておススメですよ。