先日紹介した㈱石橋のおでん、何か足りないと思いません?
そう、ふわっと浮いている『はんぺん』が不在なんです。
はんぺんは、茹でると上に浮かぶことから「浮きはんぺん」とも呼ばれています。
実は別途『おでん詰め合わせ』の他に用意していたのですが、おでんに入れるのが勿体なかったので・・・・・。
別の日に食べちゃいました『石橋のさしみはんぺん』。
はんぺんと言えば、皆さんは普通正方形と三角形を想像すると思います。
しかし『さしみはんぺん』は、こんもりとした丘みたいな形です。
なぜかって、築地場外の瀬戸物屋「赤鳥居」で見つけたひょうたん型の茶碗で成形しているからだそうです。
普通のはんぺんは、さっと炙ったり、焼いたり、煮込んだり、熱を加えた方が旨味が引き出され美味しく召し上がれます。
しかし『さしみはんぺん』は、まず初めは素ままで食べて欲しい。
そして、次は山葵醤油や柚子胡椒などお好きなモノを少しつけて食べて欲しいです。
なぜ?その疑問の答えは、素のままで美味しいからです。
職人が一つ一つ丁寧に手作りし、拘りの原材料を使って作っているからです。
魚のすり身は岩手県気仙沼のヨシキリザメとアオザメ、そこに大和芋を加えて石臼にかけています。
さしみはんぺんを筆者の少ないボキャブラリーを駆使して例えると、淡雪かな。
挟むだけでふわふわな感覚を唇に感じ、口の中での自然に融けて行く様は雪そして幸です。
はんぺんはよく赤ちゃんの離乳食として使用されますが、このさしみはんぺんはそのままでもいけるし、希釈した白出汁を人肌に温めはんぺんを潜らせてもイイと思います。
さすが横浜の老舗練り物製造㈱石橋の商品、新米ママさんはファーストベビーのために『さしみはんぺん』で離乳食にチャレンジしてみて下さい。
そしてお父さんは、お酒のアテにどうぞ。