どんなに大量の魚が入荷しても、どんな忙しくても、いつもポーカーフェイスの鮮魚課小島社員。
しかし、今日は少し浮かない表情です。
その理由はご覧の通り。
じゃじゃ~ん!
釣りのアカアマダイが、地元横須賀の長井水産㈱より大量に出荷されています。
さすが釣りモノ、とても形の良い魚ばかりがキレイに箱に収められています。
アマダイの語源は嘘のような話ですが、身肉に「ほんのり甘み」があるからだそうです。
アマダイの産卵期は6月から9月にかけての夏。
産卵を終えた晩秋から翌年春先の寒い時期、今の時期が美味しい旬と言われています。
アマダイにはアカアマダイ、キアマダイ、シロアマダイの3種類がおり、最も漁獲量が多く認知度が高いのがアカアマダイです。
今までアカアマダイとシロアマダイしか見てないなと思っていたら、実はキアマダイは身近にいたんです。
よ~く見てみて下さい!
鮮やかなピンク(向かって右側)とすこし黄色味がかったピンク(向かって左側)。
そしてアップの画像。
頬の色目の違いが分かると思います。
アマダイの味わい・値段は、シロ、アカ、キの順。
白身で繊細、そして柔らかな身質のアマダイの最大の特徴は、水っぽいこと。
とくにキアマダイは、ほかの2種のアマダイよりもかなり水っぽいようです。
そのため一塩したり、酒蒸し、蕪蒸しなどプロの料理人の腕が試されます。
そして日頃から魚を扱っている当社社員や仲卸でも、「自宅で食べる魚じゃない=料理屋で食べたい魚。」と言わしめる存在です。