ここ数日、連続して出荷されセリが行われている魚がいます。
しかもオスもメスも・・・・・。
正体はヤナギムシガレイ、大きいサイズのものが入荷しています。
産地はヤナギムシガレイと言えば、『福島県いわき』と枕詞のように出てくる代表地です。
特にヤナギムシガレイの干物は秀逸で、絶品、天下一品など褒め称える言葉が数多くあります。
鮮魚を見てみると、少し透けて内臓が見えて、少し水っぽく感じでさせられます。
だから食べる前に下拵えに振り塩や、干したりすることで、旨味をギュッと凝縮させるんです。
そして「子持ち」、卵の有り無し、オスメスの好き嫌いなど嗜好は人によって様々ですが、卵の甘みやコクは、淡泊で上品な白身にピッタリマッチです。
未だに福島産や日本の水産物を輸出禁止している国々は数多くあり、市場でも「安心・安全」の旗のもと、毎月抜取で放射能検査を実行していることを否定しません。
せめて私は応援なんて烏滸がましい気持ちでなく、美味しいモノはすすんで全国・全世界の水産物を食べていきたいと思います。
夏の時期を除いて美味しく召し上がることが出来るヤナギムシガレイ、今度一夜干しなどに挑戦してみようかな。