秋サケお前もそうなのか!?

どうしちゃったの北海道の秋サケ?

予想では5年魚が順調に戻り、今年は豊漁かもと期待を寄せていた。

事実私自身の印象でも、シーズンが到来すると安定的に入荷が続き、お目当ての生筋子の価格も昨年よりお手頃な価格で取引されていた。

しかし秋サケ、お前もか!

 

日本を直撃する複数の台風が影響なのか、突然流れが大きく変わった。

水産業界紙によると、今期の秋サケ漁は9月末まで前年並みの水準だったんですが、10月上旬の最盛期に失速。

まさかの「不漁」の二文字が頭を過ぎる結果になるとは・・・・・。

こうなるとサケの加工製品に与える影響は避けられないですね。

すでに新物で出荷されている鮭加工製品(新巻鮭やイクラ、筋子など)の価格が、サケが不漁だからと言って急に価格が乱高下はしないと思います。

しかし鮭加工製品自体の数量が少ないと、需要と供給=市場原理が働き価格面に大きな影響を与えるでしょうね。

まだ今年も残り2ヶ月あるのに令和元年を振り返りたくないけど、水産業に従事している人にとっては散々な年でした。

全ての魚種に「不漁」と言う言葉が纏わりつく。

内・外的な様々な要因はあるものの、横浜市場の1つの売りであった「追っ駈け」も1年を通して駄目でした。

来年こそは!なんて無責任なこと言ったら鬼に笑われちゃうかな。

でも・・・・・。

一生懸命頑張っている漁師の皆さんの顔を思い浮かべたら笑えないですね。